URG センサにおける、レーザの点灯 / 消灯、通信ボーレートを変えるといった、動作を変更するコマンドについて説明します。
URG の動作モードには「SCIP 1.x」「SCIP 2.x」「タイムスタンプモード」の3種類があります。
URG の動作モード
以下に示すコマンドでは、これらのモードを変更する他に、通信ボーレートの変更、レーザの点灯 / 消灯、ステータスリセット、モータ回転速度の変更が行えます。
"SCIP2.0"
- SCIP 1.x プロトコルから SCIP 2.x プロトコルの動作モードに変更します。
Classic-URG 以外は、デフォルトで SCIP 2.x プロトコルで動作しているため、このコマンドは、Classic-URG でのみ有効です。
- See also:
- scip_20_vv.cpp, get_timestamp.c
"TM0", "TM1", "TM2"
- タイムスタンプモードとのモード遷移を行います。
タイムスタンプモードでは、センサは "TM1" に対して即座に現在のタイムスタンプを返します。これにより、PC と URG とのタイムスタンプ同期を行うことができます。
- "TM0" ... タイムスタンプモードへの遷移を指示する
- "TM1" ... URG のタイムスタンプを返す
- "TM2" ... 通常のモードへの遷移を指示する
- See also:
- scip_20_tm.cpp, get_timestamp.c
"SS"
- 通信ボーレートの変更を行います。
ボーレートが実際に変更されるのは、"SS" の応答完了後になります。
指定できるボーレートは以下の通りです。(ただし、PC 側のボーレートは、通常 115200 より高い値には設定できません。)
- 750000 [bps]
- 500000 [bps]
- 250000 [bps]
- 115200 [bps]
- 38400 [bps]
- 19200 [bps]
- See also:
- scip_20_ss.cpp
"BM"
- レーザを点灯させます。
距離測定コマンドである、"GD", "GS" を使う場合には、あらかじめ、このコマンドを使ってレーザを点灯させておく必要があります。(同じ距離測定コマンドの "MD", "MS" では、測定開始時にレーザを自動で点灯させるため、"BM" を送信する必要はありません。)
- See also:
- scip_20_gd.cpp, gd_scan.c
"QT"
"RS"
- ステータス情報をリセットします。
リセットする情報は、レーザ点灯、モータの回転速度、通信ボーレートなどです。
- レーザを消灯 (距離データ取得も停止)
- 通信ボーレートをデフォルト設定(通常は 19200) に変更
- モータの回転速度を、通常速の 100 % に設定 ただし、このコマンドは、タイムアウトモードから通常モードへはモードを遷移させません。タイムアウトモードから通常モードへ状態を変更するのは、"TM2" コマンドのみです。
"CR"
- モータの回転速度を変更します。
モータの回転速度は、通常速の 90-100 % の範囲で設定することができます。
この機能は、複数台の URG を利用しているときに、一方の URG の測定レーザを、もう一方の URG が誤検出しないための機能です。
複数 URG における誤検出を防ぐ
現実的には、複数 URG を取り付ける場合は、URG の取り付け高さを変えたり、取り付けを数度の傾けるなどして、測定レーザが同じ地点を示さないようにする方が確実です。
また、Top-URG では、このコマンドは未実装です。(2008-12-24 現在)
- See also:
- scip_20_cr.cpp