製品関連
FEATURE DETAIL
製品関連製品の使い方
測域センサ セーフティレーザスキャナ UAMシリーズ ミューティング機能
ミューティング機能とは

測域センサ UAMシリーズには、ミューティング機能が搭載されています。
ミューティング機能とは、防護領域内にミューティング領域を設定し、その領域に 何かが侵入してもOSSDをOFFせずONしたままにすることができる機能になります。
(専用アプリケーション「UAM Project Designer」を使用することで、設定可能です。)
コンベアの上を段ボールが常に流れている作業現場では、作業員の手がコンベアと機械の間に挟まれるのを防ぐために、セーフティレーザスキャナを使って安全対策を行います。
ただし、段ボールは常にセーフティレーザスキャナの検出範囲を通過するため、それだけで危険と判断して機械を止めてしまうと作業が進みません。
そこで、段ボールが通過する部分を「ミューティング領域」として設定することで、段ボールが検出されないようにし、機械の停止信号を出さない(=OSSDはONのまま)ようにすることができます。
ミューティング機能とは、防護領域内にミューティング領域を設定し、その領域に 何かが侵入してもOSSDをOFFせずONしたままにすることができる機能になります。
(専用アプリケーション「UAM Project Designer」を使用することで、設定可能です。)
コンベアの上を段ボールが常に流れている作業現場では、作業員の手がコンベアと機械の間に挟まれるのを防ぐために、セーフティレーザスキャナを使って安全対策を行います。
ただし、段ボールは常にセーフティレーザスキャナの検出範囲を通過するため、それだけで危険と判断して機械を止めてしまうと作業が進みません。
そこで、段ボールが通過する部分を「ミューティング領域」として設定することで、段ボールが検出されないようにし、機械の停止信号を出さない(=OSSDはONのまま)ようにすることができます。
ミューティング開始条件
ミューティング機能は、下記指定した条件が満たされた場合に、ミューティング入力の信号を入れることで開始します。
①OSSDがON状態で、防護領域内に何もものが侵入していない場合。
②ミューティング入力信号である「ミューティング入力1(MUTING1)」、「ミューティング入力2(MUTING2)」を設定した入力順序で、設定した入力時間差内にONに切り替えた場合
※但し、30ms以上の入力時間差は必要になります。
①OSSDがON状態で、防護領域内に何もものが侵入していない場合。
②ミューティング入力信号である「ミューティング入力1(MUTING1)」、「ミューティング入力2(MUTING2)」を設定した入力順序で、設定した入力時間差内にONに切り替えた場合
※但し、30ms以上の入力時間差は必要になります。
設定手順(※動作モードを「防護領域1+警告領域1,2」を選択した場合)

ミューティング機能の設定手順は下記になります。
①UAM Project Designerを開き、UAMと接続します。
②上部にある「設定」をクリックし、パスワードを入力します。
(出荷時のパスワードは、「12345678」になります)
③「製品情報」をクリックし、次に「機能情報」をクリックします。
④「ミューティング」の左横のチェックボックスにチェックを入れて、右横の「設定」ボタンをクリックします。
⑤「ミューティング入力順序」の欄にて、「MUTING1-MUTING2」もしくは「MUTING2-MUTING1」のどちらの順番で入力線の信号を入れるか選択します。
⑥「入力時間差」の欄にて、⑤の決めた順番で入力線の信号を入れる際に何秒間の時間差にするかを選択します。
⑦「最大ミューティング時間」の欄にて、ミューティング機能の有効時間を選択します。
⑧「最大オーバーライド時間」の欄にて、オーバーライド機能の有効時間を選択します。
★「オーバーライド機能」とは、ミューティング状態において何かしらの原因にてOSSDがOFF状態になった場合に、通常だとミューティング状態は終了になりますが、防護領域全体の安全機能を⑧で設定した時間の間停止させることができる機能になります。
(「オーバーライド入力(OVERRIDE1/2)」と「リセット入力(RESET1/2)」の入力信号が別途必要になります。)
※動作モードを「防護領域1+防護領域2」を選択し、防護領域2にミューティング機能を使用する場合は、ミューティング入力3(MUTING3)、ミューティング入力4(MUTING4)を使用します。
①UAM Project Designerを開き、UAMと接続します。
②上部にある「設定」をクリックし、パスワードを入力します。
(出荷時のパスワードは、「12345678」になります)
③「製品情報」をクリックし、次に「機能情報」をクリックします。
④「ミューティング」の左横のチェックボックスにチェックを入れて、右横の「設定」ボタンをクリックします。
⑤「ミューティング入力順序」の欄にて、「MUTING1-MUTING2」もしくは「MUTING2-MUTING1」のどちらの順番で入力線の信号を入れるか選択します。
⑥「入力時間差」の欄にて、⑤の決めた順番で入力線の信号を入れる際に何秒間の時間差にするかを選択します。
⑦「最大ミューティング時間」の欄にて、ミューティング機能の有効時間を選択します。
⑧「最大オーバーライド時間」の欄にて、オーバーライド機能の有効時間を選択します。
★「オーバーライド機能」とは、ミューティング状態において何かしらの原因にてOSSDがOFF状態になった場合に、通常だとミューティング状態は終了になりますが、防護領域全体の安全機能を⑧で設定した時間の間停止させることができる機能になります。
(「オーバーライド入力(OVERRIDE1/2)」と「リセット入力(RESET1/2)」の入力信号が別途必要になります。)
※動作モードを「防護領域1+防護領域2」を選択し、防護領域2にミューティング機能を使用する場合は、ミューティング入力3(MUTING3)、ミューティング入力4(MUTING4)を使用します。
ミューティング終了条件
ミューティング機能は、下記の内いずれか1つの条件を満たした場合に終了となります。
①ミューティング入力 MUTING1/2の内、いずれか一方がOFF状態に切り替わった場合
②ミューティング状態が、設定した最大ミューティング時間を超えた場合
③物体がミューティング領域でカバーされていない防護領域内で検出された場合
④自己診断機能によりエラーが検出された場合
⑤ミューティング中に、他のエリアに切り替えられた場合
①ミューティング入力 MUTING1/2の内、いずれか一方がOFF状態に切り替わった場合
②ミューティング状態が、設定した最大ミューティング時間を超えた場合
③物体がミューティング領域でカバーされていない防護領域内で検出された場合
④自己診断機能によりエラーが検出された場合
⑤ミューティング中に、他のエリアに切り替えられた場合
ミューティング機能時のタイムチャート

ミューティング機能時のタイムチャートは上記になります。
設置例

ミューティング機能を使用した設置例は上記図のような形になります。
コンベアを流れてきた荷物はセンサ1,2を遮光し、一定時間ミューティング領域が有効になります。
荷物がミューティング領域を通過してもOSSDはONのままとなり、コンベアの周囲を移動する人を検出した場合はOSSDがOFFとなり、機械を停止させることができます。
コンベアを流れてきた荷物はセンサ1,2を遮光し、一定時間ミューティング領域が有効になります。
荷物がミューティング領域を通過してもOSSDはONのままとなり、コンベアの周囲を移動する人を検出した場合はOSSDがOFFとなり、機械を停止させることができます。
製品カテゴリ
- 測域センサ
- 光電・レーザーセンサ
- 鉄鋼・クレーンセンサ
- 応用システム
- 光データ伝送装置
お役立ち情報