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ノードとは?ネットワークをつなぐ基本単位をやさしく解説

ノードとは?ネットワークをつなぐ基本単位

製造現場やFA(ファクトリーオートメーション)において、センサーやPLC、PCなどの機器がネットワークでつながることは今や当たり前になっています。
このネットワークを構成する基本単位が「ノード」です。
ノード(node)とは、ネットワーク上に存在する個々の機器やプログラムのことを指します。
制御機器の世界では、センサー、PLC、PC、ルーターなど、通信に関わるすべての機器がノードとして機能します。
例としてセンサーが検出した情報をPLCに送信する場合、センサーとPLCはそれぞれノードとなります。

ノードの役割と種類

ノードには大きく分けて以下のような役割があります
ノードの種類 主な役割 具体例
センサノード 物理的な情報(温度、圧力など)を収集し、ネットワークに送信 温度センサー、近接センサー
アクチュエータノード 受信した指令に基づいて物理的な動作を実行 モーター、バルブ制御装置
制御ノード センサ情報をもとに処理・判断を行い、アクチュエータに指令を出す PLC(プログラマブルロジックコントローラ)
ゲートウェイノード 異なるネットワーク間の通信を仲介・変換 産業用ルーター、プロトコル変換器
管理ノード ネットワーク全体の監視・設定・ログ管理を行う SCADAシステム、ネットワーク管理ソフト
ユーザノード 人間が操作・監視するためのインターフェースを提供 PC、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)
これらのノードが連携することで、リアルタイムな制御やデータ収集が可能になります。

制御機器におけるノードの具体例
たとえば、光電センサーが物体を検出し、その情報をPLCに送信する場合
・光電センサー:送信ノード
・PLC:受信ノード
このように、各機器がノードとして機能し、ネットワーク全体が構築されます。

ノードとデバイスの違いは?

デバイスは物理的な機器、ノードはネットワーク上の機能単位です。多くの場合、同義として使われますが、ノードは通信の観点からの呼び方です。

まとめ

ノードは、制御機器ネットワークの基本単位です。
センサーからPLC、PCまで、すべての機器がノードとして機能し、情報の流れを支えています。
ノードの理解は、ネットワーク設計やトラブル対応、そして製品選定において欠かせない知識です。

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