その他・コラム
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その他・コラムまんがで分かる制御機器

セーフティレーザスキャナとライトカーテンの違いって??

リケイツヨシの解説日誌 Vol.16

「セーフティレーザスキャナとライトカーテンって、どっちがいいの?」
そんな疑問を抱くミツコさん。
その瞬間、ツヨシ君がにやり―― 「その質問、待っていました!!」
久々に本気モード突入のツヨシ君です!
このマンガはフィクションです。実在の人物・団体・出来事とは関係ありません。

ライトカーテンとは

ライトカーテンは、投光器と受光器からなっており、障害物が光を遮るとそれを検知し、
機械を停止させる安全装置として使用されています。
また、一般的な最大検出幅は2m程度であるため、広い範囲を防護する場合は、 複数台の設置が必要になります。

セーフティレーザスキャナとその他安全装置との違い

▼ライトカーテンとの違い
上記でご紹介した通り、ライトカーテンは投光器と受光器の組み合わせで構成されており、両側に配線が必要です。
また、距離が長くなるほど光軸の調整が難しく、複雑な形状のエリアには対応しづらいという課題があります。
一方、セーフティレーザスキャナは反射式を採用しているため、配線が少なく、光軸調整も不要。
設置が容易で、周囲の環境に合わせて検出領域を自由に設定できるため、領域のぬけがなく安全です。
さらに、1台で最大5m×270°の広範囲をカバーできるため、ライトカーテンのように複数台設置する必要がなく、コスト面でも大きなメリットがあります。

▼マットスイッチとの違い
マットスイッチは、踏圧を検知して機械の動作を制御する接触式の構造上、定期的な交換が必要です。
また、重量物の落下によって破損するリスクもございます。
一方、セーフティレーザスキャナは、レーザ光によって周囲をスキャンする非接触タイプで、物理的な破損の心配がなく、長期的に考えるとランニングコストを抑えることができます。
さらに、マットスイッチには基本サイズがあり、複雑な形状への対応が難しいほか、広範囲を防護するには複数台の設置が必要となり、設置工事も手間がかかります。
対して、セーフティレーザスキャナは1台で広範囲をカバーでき、検出領域も自由に設定可能。
設置も簡単で、周囲の環境に合わせた柔軟な防護が可能です。

▼安全柵との違い
安全柵は機械周辺に柵を設置することで、危険な侵入を防止する手段として利用されています。
しかし、段取り替え、部材の供給や搬出、またイレギュラーな作業やメンテナンス時などで、柵内に人が入った際に、扉が閉まってしまい、第三者がそれに気づかず機械を作動させてしまうリスクがあります。
一方で、セーフティレーザスキャナであれば、機械周囲の居残りをリアルタイムで検知できるため、このような危険を未然に防止することが可能です。
さらに、セーフティレーザスキャナは周囲の環境に合わせて、簡単に自由に領域を設定できるため、レイアウト変更時などの柵の移設工事に比べて格段にコストの低減が図れます。

まとめ

ライトカーテンや他の安全装置と比べて、セーフティレーザスキャナは、設置性・柔軟性・コスト面で
大きなメリットがあることがわかりました。
ツヨシ君の“本気モード”がミツコさんに響いてよかったですね!

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