まんがで分かる制御機器
FEATURE DETAIL
まんがで分かる制御機器測域センサ エリア設定タイプ編

屋外対応のAGVって作れるの??

ホクヨウマナブの奮闘日誌 Vol.17

干渉対策も無事完了し、しばらく時が経ったある日
イケメン上司のイケタニジョウジさんからアンさんに屋外用のAGVを作ってほしいとの依頼が…
このマンガはフィクションです。実在の人物・団体・出来事とは関係ありません。

屋外対応のAGVって作れるの?

屋外AGVの製作には様々な問題がありますが、今回は屋外使用対策を施したセンサについて解説します。

屋外使用対策① 耐外乱光性能

弊社の測域センサはレーザ光を用いて障害物を検出するため、太陽光にも反応し、誤検出を起こす場合が
あります。
UST-30LCであれば、耐外乱光100,000lxで、晴天時でも安心して使用でき、太陽光による誤検出を防ぎます。
※太陽を直接見るのは避けて下さい。

屋外使用対策② マルチエコー機能・屋外フィルタ

雨・霧・ガラスなどの透明体に反応し、誤検出が起こったり、距離データが不安定になったりなどの問題が発生する場合があります。
そのような問題を防ぐために、UST-30LCは、マルチエコー機能・屋外フィルタを搭載しております。

・マルチエコー(LXモード)
 1方向への計測距離に対して雨や霧などの複数のエコーを受光し、それぞれから距離データを選択できます。

・屋外フィルタ(LAモード)
 雨フィルタで同一箇所(STEP)に連続して物体がなければ除去します。

※測域センサの光学窓に直接雨等の水滴が付着すると誤検出する恐れがあります。
 対策として、庇等のカバーを設置して水滴が付着しないようにお願いいたします。

屋外使用対策③ 使用周囲温度・汚れ

周囲温度によっては、測域センサが故障してしまったり、砂ぼこり・粉塵などの汚れによって、
誤検出を起こしてしまう場合があります。
UST-30LCであれば、使用周囲温度-30℃~+50℃の広範囲であらゆる環境に対応できます。
また、内部構造と信号処理の工夫により、今まで以上に汚れに強くなり、汚れによる誤検出を防ぎます。
※結露・凍結不可
※定期的なメンテナンスは必要です。

まとめ

屋外でAGVを使用したい場合は、屋外対応の測域センサを使用する必要があります。
マナブ君の提案を受けて、屋外対応AGVが作れそうですね。
イケメン上司に負けずに頑張ってね!!マナブ君!

屋外対応のセンサ

UST-30LC/LCN
UST-30LC/LCN-X01
※屋外対応の測域センサは、上記以外にも多数ラインナップをご用意しております。
 お気軽にお問い合わせください。

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