まんがで分かる制御機器
FEATURE DETAIL
まんがで分かる制御機器測域センサ エリア設定タイプ編

本当に雨でもAGVは正常に動くの??

ホクヨウマナブの奮闘日誌 Vol.18

屋外AGVが製作可能であることを理解した2人。
マナブ君が帰ろうとしたとき、外では雨が…
雨でもAGVが正常に動くのか不安になったアンさんとジョウジさんだったが...!?
このマンガはフィクションです。 実在の人物・団体・出来事とは関係ありません

本当に雨でもAGVは正常に動くの?

雨でもAGVが正常に動くのかといった問題ですが、
屋外フィルタと測域センサの機能を組み合わせて、より強い雨対策が可能です。

屋外フィルタとは

「Vol.17 屋外対応のAGVって作れるの?」でもお伝えさせていただきました屋外フィルタについて、
より詳しくご説明いたします。
エリアを設定して障害物を検知する機器の場合は、上記マルチエコーデータでのデータ処理は難しいため、
屋外フィルタとして雨フィルタを装備しています。
雨フィルタは同一STEPにてエリア内で雨を連続検出しないと検出しないフィルタとなっており、
雨は一般的にランダムに計測されるので効果があります。
ディレイとの相違については、ディレイはエリア内での連続確認となっており、
同一ステップ上での連続確認とは違い、雨を検出してしまいます。

※注意点としては、連続確認となるため、反応が遅くなることがあげられます。

最小検出物体による雨対策

「Vol.15 走行していたAGVが埃に反応して停止??」でお伝えした通り、
測域センサでは、検出物体の大きさが設定した値以上の大きさであれば検出し、
設定した値未満であれば検出しないといった最小検出物体の設定ができます。
屋外フィルタの同一箇所に連続して物体がなければ除去する機能と最小検出物体の機能を
組み合わせることによって、小さい雨による誤検出を防ぎ、より強い雨対策を実現できます。

※注意点としては、細かな物体が検出できないことになります。

まとめ

屋外フィルタ以外にも雨対策はあり、それを組み合わせることによって、より強い雨対策が可能になります。
マナブ君のおかげでアンさんとジョウジさんも安心できそうですね!!  

LiDARの雨対策方法について

LiDARを屋外で使用する場合の雨対策おすすめ方法をまとめたコラムもございます。
下記からテスト結果資料のダウンロードもできますので、もっと詳しく知りたい方は是非ご覧ください!

LiDARの雨対策方法コラム

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