まんがで分かる制御機器
FEATURE DETAIL
まんがで分かる制御機器測域センサ データ出力タイプ編

3D測域センサって??

リケイツヨシの解説日誌 Vol.10

段差に躓き、ライアン先生に助けられ、目がハートのレイコさん。
そんなことはお構いなしに、真面目なカナちゃんはロボットを動かしているときに
段差があったらどうなるのか疑問に思います。
そんな疑問を解決する3D測域センサって??
このマンガはフィクションです。 実在の人物・団体・出来事とは関係ありません

3D測域センサとは

3D測域センサとは、レーザ光を水平及び垂直方向にスキャンし、反射光を利用して検出物までの距離を測定する
センサです。
2D測域センサの場合、水平面のみの検出になるため、段差検知などの立体的な監視が不可になりますが、
3D測域センサであれば、立体的に監視ができるため、水平だけではなく、垂直方向の監視も可能になります。

どんな用途で使われているの?

段差検知だけではなく、協働ロボットの安全対策・サービスロボットの環境認識・クレーン吊り荷の衝突防止対策など、様々な用途で使用されています。
その他、測域センサに関する導入事例については、下記よりご確認ください。

北陽電機3D測域センサの各検出方式について

現在北陽電機の3D 測域センサは、モータ式・ソリッドステート式・マルチレイヤ式の3種類の方式がございます。

▼モータ式
センサ内部にモータが入っており、水平方向にレーザを投光し、さらに共振ミラーを上下に振ることで垂直方向にもレーザを照射することができます。

▼ソリッドステート式
センサ内部にモータが入っておらず駆動部を一切含まない3D LiDARです。
1列のレーザを投光し水平方向に照射、そしてセンサ内部にLCMチップが入っており、このチップに電圧をかけることで垂直方向にも照射することができます。

▼マルチレイヤ式
水平方向にレーザを出し、かつセンサ内部で三面のミラーが回転し、垂直角度が異なる3本のレーザを出すことで3次元を可能にしています。

各検出方式のメリット・デメリットについて記載したコラムもございます!
下記よりご覧ください!

北陽電機3D測域センサのラインナップ

〇モータ式
YHT-05LA
YVT-35LX-F0/FK

〇ソリッドステート式
YLM-10LX

〇マルチレイヤ式
UCT-X001

まとめ

3D測域センサを使って、水平方向・垂直方向の両方を監視することで、段差検知が可能になることがわかりました。
立体的に検知がしたい場合は、是非3D測域センサをご検討ください!
こんな使い方はできるの?などのご質問やご相談は、お電話(0120 - 770 -747)やメールで随時承っております。
お気軽にお問い合わせください。

北陽電機のセンサ

北陽電機では産業用のセンサを開発しており、機械を制御するために様々な用途で利用されています。
様々なセンサや用途があるので、詳しく調べるなら北陽電機のホームページを確認してください。

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