製品詳細
PRODUCT DETAIL
UXM-30LAH-EHA

UXM-30LAH-EHA CEマーク

測域センサエリア設定タイプ

距離30m、190°の範囲を自由なエリア設定で物体検出する屋外用レーザスキャナ(LiDAR)。傷がつきにくい光学面ハードコート仕様。雨、霧などの屋外フィルタ搭載、ヒータ搭載で-30℃可能、屋外用搬送車やクレーンなどの障害物検知、屋外の侵入検知などの用途に。

製品概要

ハードコート加工で耐久性が向上

光学窓のハードコート加工により傷による測距精度の低下などのトラブルを軽減できます。

スキャン範囲

スキャン範囲
注)上図は白ケント紙が検出可能なエリアで、最大検出距離は白ケント紙1000×1500mmで80m、
  黒紙500×500mmで30mです。検出体の種類により最大検出距離が異なります。

屋外用フィルタを搭載※

屋外用フィルタを搭載※
雨フィルタ………エリア内を移動するものやランダムに検出するものに対するフィルタです。
霧フィルタ………空中に漂う霧や煙に対するフィルタです。
感度フィルタ……反射が弱いものを除去するフィルタです。外乱光や雨などのノイズの除去に効果があります。
エコーフィルタ…雨粒やガラス面、物体の境目などの入射により複数エコーがある環境では、エコーフィルタを
        選択することで、最初のエコーまたは最後のエコーで判定することができます。

※フィルタを適用することで、感度や応答速度に影響し、検出できなくなることがあります。
 設定後は実機による十分な検証を行ってください。

エリア設定により飛び地エリアも可能に

エリア設定により飛び地エリアも可能に

ヒーター機能により結露防止

同期機能による干渉防止

同期機能による干渉防止

検証動画

形式一覧

■ 本体
型式 品コード 検出範囲
UXM-30LAH-EHA UUXM023 検出距離:0.1~30m(反射率10%黒紙)
出力最大距離:80m
角度:190°


■ Ethernet用コネクタ (別売り)
品名 品コード 備考
UXM-30LX-EW用直形コネクタ UZ00024 Ethernet通信に必要となるコネクタです。
本体には付属しておりませんので本体と一緒に
ご購入お願いいたします。
その他のEthernet通信タイプUXMと共通です。
UXM-30LX-EW用L形コネクタ UZ00025
※ケーブルは付属しておりませんので別途ご用意いただきますようお願いいたします。

製品仕様

品名 測域センサ
形式 UXM-30LAH-EHA
光源 半導体レーザ λ=905nm、FDAレーザ安全クラス1
電源電圧 DC10~30V
電源電流 定常時電流 DC12V時 600mA以下、DC24V時 300mA以下
起動時電流 DC12V時 1.5A以下、DC24V時 0.75A以下
ヒーター使用時(0°以下) DC12V時 1.25A以下、DC24V時 1.25A以下
消費電力 7.2W以下(定常時)
ヒーター使用時(0°以下) DC12V時 15W以下、DC24V時 30W以下
検出距離及び検出体 検出保証値 0.1~30m※1 (反射率10%黒紙500mm×500mm)
0.1~80m※1 (反射率90%白ケント紙1000mm×1500mm)
最大検出距離 80m(エリア設定最大値)
最小検出物 33mm(5m)、65mm(10m)、200mm(30m)
距離平均精度 反射率10%黒紙 0.1~15m:±30mm、15~30m:±50mm※1
0.1~30m:±50mm※2 周囲照度3,000lx以下
0.1~20m:±50mm※2 周囲照度100,000lx以下
反射率90%
白ケント紙
0.1~30m:±30mm※1
0.1~30m:±50mm※2 周囲照度3,000lx以下
0.1~30m:±50mm※2 周囲照度100,000lx以下
測定分解能 1mm単位
繰返し精度 反射率10%黒紙 0.1~15m:σ<10mm、15~30m:σ<15mm※1
0.1~30m:σ<20mm※2 周囲照度 3,000lx以下
0.1~20m:σ<30mm※2 周囲照度 100,000lx以下
反射率90%
白ケント紙
0.1~30m:σ<10mm※1
0.1~30m:σ<15mm※2 周囲照度 3,000lx以下
0.1~30m:σ<30mm※2 周囲照度 100,000lx以下
走査角度 190度
角度分解能 約0.125度(360°/2880分割)
走査時間 50ms(モーター回転数 1200rpm)
インタフェース Ethernet 100BASE-TX(Auto-negotiation)
出力 OUTPUT 6点:同期マスター出力、同期出力、故障出力、検知出力1~3
入力 INPUT 5点:同期入力、エリア入力1~4(全15パターン)
出力応答時間 100ms以下。但し設定により、変化します。
起動時間 電源投入から30秒以内で動作
表示灯 電源・動作表示灯(緑)、エリア判定表示灯(橙)
使用周囲温度、湿度 -10~+50℃ 85%RH
-30~+50℃ 85%RH(ヒータ使用時)
※但し、結露、凍結が無いこと
耐候性 雨や雪や太陽光により検出距離が短くなります※3
耐振動 10~55Hz 複振幅1.5mm X、Y、Z方向 各2時間
55~200Hz 19.6m/s2 スイープ2分 X、Y、Z方向 各1時間
耐衝撃 196m/s2 X、Y、Z方向 各10回
保護構造 IP67
質量 約1200g(ケーブル含む)
※1 室内環境にて(蛍光灯 1,000lx以下)
※2 外光の直射時は検出が保証できません(西日などが入らないよう配慮願います)。
※3 環境の影響は実機での確認をお願いします。

・本センサは安全認証を受けた製品ではありません。
・本センサは機械指令に基づく人体検知センサとしてはご利用頂けません。
・本センサはレーザ光を用いて計測を行なっているため、強い外乱光が入った場合や対象物からの反射光が得られない場合、動作が不安定になる可能性があります。
・本センサは環境条件(雨・雪・霧など)や光学カバーの汚れが原因で、動作が不安定になる可能性があります。
・本センサを取り付けるシステム製造者は、安全に関する全ての規則及び規制を遵守する責任があります。
・本センサが大量破壊兵器、人類を殺傷する目的を持つ武器・装置、またそれに関連する技術等へ使用の恐れがある場合、
もしくは使用が判明した場合は、日本国法の外国為替および外国貿易法/輸出貿易管理令に準拠し販売を差し止めることがあります。
また、製品の輸出に関しては、国際的な平和や安全を維持するために、司法/輸出貿易管理令に準拠した手続きを行ないます。
・ご使用前には、本製品の仕様書を熟読して下さい。
出力回路に自己保持機能付き接点出力を接続する際は、起動時に意図しない出力状態を保持しないように十分な検証を行って下さい。

外形図

本体寸法

本体寸法

入出力回路

入出力回路

入出力回路
● 入力:フォトカプラ入力
 (アノードコモン、各入力ON電流2mA、OFF電流0.5mA以下)
● 出力:オープンコレクタ出力
 (項目:仕様、最大出力電流:50mA、最大印加電圧:30V、出力残留電圧:1V以下)
● +COM 電源範囲:10 ~ 30V

電源ケーブル仕様

電源ケーブル 16芯 2m(フライングリード仕様)ケーブル仕上り外径φ6.7
線色 機能 線心サイズ(AWG)
+V(10~30V) 22
-V(0V) 22
白/赤 エリア入力1 28
白/青 エリア入力2 28
白/緑 エリア入力3 28
白/黒 エリア入力4 28
同期入力 28
故障出力 28
検知出力1 28
検知出力2 28
黄/黒 検知出力3 28
同期出力 28
同期マスター出力 28
入力用 +COM 28
出力用 -COM 28
NC 28
シールド FG ―――
注)※内部接続があります。使用しないため接続しないで下さい。

インタフェース用コネクタ

インタフェース用コネクタ
Ethernet接続用プラグ (オプション)
〇ストレート型プラグ(Binder, 99-0430-57-04、適合ケーブル外径:6~8mm)
〇L型プラグ(Binder, 99-0430-69-04、適合ケーブル外径:6~8mm)

PIN番号 機能 灰線色(T568A)
1 TX+ 白/緑
2 TX-
3 RX+ 白/橙
4 RX-


RJ-45モジュラー配線例
PIN番号 配線色
ストレート クロス
1 白/緑 白/橙
2
3 白/橙 白/緑
4
5 白/青 白/青
6
7 白/茶 白/茶
8

検出エリア図

検出エリア図
上記のエリア設定時における検出物の位置
A、B、Cでの出力例です。
検出物位置 検出出力1 検出出力2 検出出力3
A ON ON OFF
B ON OFF OFF
C OFF OFF OFF

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  • 当ウェブサイトの利用によって起きた一切の損害。

ダウンロード一覧

分類 ファイル名 ファイル
容量
更新日 ダウンロード
製品仕様書
UXM-30LAH-EHA 仕様書
---
2020-08-25
通信仕様書
UXM-30LAH-EHA 通信仕様書
---
2019-04-18
マニュアル
UXM-30LAH-EHA ユーザーズマニュアル
---
2023-07-24
マニュアル
エリア設定用アプリケーションAreaDesigner マニュアルセンサ個別の機能設定方法についてはセンサ個々のユーザーズマニュアルを参照してください。
---
2022-11-17
アプリケーション
エリア設定用アプリケーションAreaDesigner_3.1.0(R.3172_C.369)_installer
---
2023-07-10
アプリケーション
IP変更ツール
---
2024-03-15
3D CAD
UXM-30LAH-EHA 3DCAD(IGES_Palasolid_STEP)
---
2017-11-13
2D CAD
UXM-30LAH-EHA 2DCAD(DXF)
---
2017-11-13
カタログ
UXM-30LAH-EHA 総合カタログ
---
2023-05-19

よくある質問

  • PCに接続してアプリケーションにてエリアの編集を行いたいのですがセンサを認識しておりません。

    PCのIPアドレスを設定する必要があります。 詳しくは「イーサネットタイプの測域センサをPCに接続する」をご参照ください。

  • アプリケーションにてエリア1に検出エリアを作成して書き込みを押してモニター画面にいくと、検出波形が動かなくなりました。

    エリア1は、エリア入力2~4をONにする必要がございます。エリア入力が全てOFFの場合はエリア15に検出エリアを作成してください。

  • ヒーターの起動条件は?

    アプリケーションのセンサ設定にてヒーター機能をオンにしてください。 センサの内部温度が0度になったときにヒーターが起動いたします。

  • LANケーブルは付属品ですか?

    付属しておりません。UXMシリーズ専用のコネクタをご用意いただき、任意の長さで加工をお願いいたします。コネクタはオプション品をご参照ください。

  • 光学面が汚れてしまいましたが清掃の方法を教えてください

    製品の使い方「光学窓のお手入れ方法」に記載がございますのでご参照ください。

  • IPの変更、初期化はどうすればいいですか。

    IPの初期化はセンサ底面にあるIP初期化スイッチを2秒以上押してリセットしてください。
    IPの変更については各種ダウンロードにあるIP変更ツールにて変更いただけます。

  • 出力への接続方法を教えてください。

    NPNトランジスタのオープンコレクタ出力となりますので、出力COM-( 黒)に電源の-側(青)を接続して、出力1(桃)に接続する負荷の-側を接続、負荷の+側を電源の+側(茶)に接続します。 出力2、3も同様に接続します。
    オープンコレクタ出力については下記を参照お願いします。
    製品の原理 用語解説「NPN/PNPオープンコレクタ出力

  • ヒステリシスを設定するとどうなりますか

    センサがエリアの境界付近で物体を検出すると、出力1~3がON/OFF を繰り返す可能性があります。これを解消するために、エリア内で物体を検出すると、エリアを決められた設定値で拡大する 機能です。ヒステリシスの設定はエリアごと、出力ごとには設定できません。物体がエリア内から検出されなくなると、元のエリア設定に戻ります。設定方法についてはユーザーズマニュアルを参照してください。
    ヒステリシスの動作については下記を参照お願いします。
    製品の原理 用語解説「ヒステリシスとは

  • 検出時の出力論理を変更したい。

    アプリケーションソフトでセンサ設定で変更できます。
    出力ロジック「Active High」で検出時に出力オフ(初期設定値)
    出力ロジック「Active Low」で検出時に出力オンに設定できます。
    但し、故障出力は論理変更できません
    出力トランジスタの動作については下記を参照お願いします。
    製品の原理 用語解説「NPN/PNPオープンコレクタ出力

  • オンディレイとオフディレイを設定するとどうなりますか

    オンディレイは非検知状態から検知状態へ移行するときの応答時間になります。
    オフディレイは検知状態から非検知状態へ移行するときの応答時間になります。
    ディレイの設定はエリア毎の設定と リージョン 毎の設定が選択でき、1スキャン(50ms)~128スキャン(6400ms)の範囲内で設定できます。(工場出荷時は1スキャン(50ms)です。)。
    また、出力の論理を変更してもディレイの動作は変化しません。
    ディレイの動作については下記を参照お願いします。
    製品の原理 用語解説「オンディレイ、オフディレイとは

  • オンディレイ・オフディレイの設定をエリア毎から出力ごとの設定に変更したい。

    AreaDesignerのメニューバーの”編集”→”アプリケーション設定”から変更できます。
    ”エリア毎に、オンディレイ/オフディレイ等を設定する”から ”出力毎に、オンディレイ/オフディレイ等を設定する”に変更してください

  • センサが相互干渉します、対策方法は

    基本的には設置位置を変更することをお勧めします。
    また、同期接続を行い設定することで相互干渉を軽減させることも可能です。
    設置位置や同期接続及び設定方法についてはユーザズマニュアルを参照してください。
    同期接続の原理については下記を参照お願いします。
    製品の原理 用語解説「同期入力 / 同期マスタ出力

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